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やっぱり中学受験は人生で一番早くて大きい分かれ道だと思う

今日はいつもと毛色を変えたお話で。

私は地元の公立小学校を卒業したあと中学受験を経て中高一貫校に進んだいわゆる中学受験組なのですが、金曜の夜は「下剋上受験」を見るのが最近の楽しみになっているので、毎週タイトルのようなことを考えてしまします。

私の地元は田舎で小学校は1学年に2クラス同級生は60~80人でした。もちろん田舎なので中学受験をする人は学年にいるかいないか程度。
私立の学校といえば「素行や頭が悪すぎて公立に行けない人が行くところ」というのが周りのオトナたちの共通見解だったと思います。

同級生の親は「昼間働くより給料がずっと良い」と言って3交代の夜勤で働いている人もいれば、「子供は大学行かせるよりも工業高校出て働くのが一番早く多くお金になる」というような考えの人も多かったですし、今になって考えてみるとみんな独特な常識を持っていたんだなと思います。

そんな中、どこから情報を手に入れたのかはわかりませんが、親は4年生の時に中学受験を勧めてきて、私も勉強するのはどちらかというと好きだったのでに通い始めました。
中学受験の塾は平日の夜に授業をするので、学校から帰ったら電車に乗って塾に向かい、塾から帰ってきたらその日のうちに学校と塾の宿題をして翌日の学校と塾に備える。そんな生活でした。

同級生は前日のバラエティー番組や漫画雑誌の話しかしないので全く話題についていけず、友達は少なかったです。
おそらく一番快く思っていなかったのは小学校の先生で、塾に間に合わないように居残りをさせるところから、クラス会で「しゃるこは下手だからクラス対抗ドッジボール大会は出しちゃだめだと思うけど、賛成の人ー?」と多数決を採るところまでと陰に陽にといじめられました。
もともと私自身が明朗闊達なタイプではないのでそういう部分も大いに関係していたのだとは思いますが、いずれにせよ自分にはそこまで居心地のいいものではありませんでした。


一方、私立の中学に来てみると、環境が違いすぎて驚きました。
家から電車で30分しか離れていないところなのにこんなに違うの、と。
例えば

・家族はみんな大卒以上
・親が医者、弁護士、市議会議員などいわゆるハイソな職業
・最近読んだ本や授業の内容が休み時間の共通の話題
・夏休みや冬休みには必ず家族で旅行

などなど小学校と比べたら全く環境(特に文化レベル)が違いました。
しかも同級生は基本的に勉強に対するモチベーションが高く、ガツガツ勉強するのは恥ずかしいことではないとみんなが思っているので中学に入ってからも基本的に試験勉強はきちんとする。
その結果中高6年間を切磋琢磨して良い大学に行くという環境がきちんと整っていました。

さらに大学進学で上京してくると、小学校6年はずっと海外で日英仏の3か国語話せる、お父さんもお母さんも大学教授、歴史上の人物の子孫というような人が稀ではない程度にいて、ド田舎出身の私としてはただただ恐れ入るばかりでした。
しかしながら、よくよく考えてみると地元公立小学校→私立中学校への環境変化と比べれば大したことないなと感じたのも確かでした。


冒頭にあげた「下剋上受験」の第1話で阿部サダヲさん演じるお父さんが「人生の分かれ道は人生の早いところ(=中学受験)にある」と叫んでいましたが、確かにここには大きな分かれ道があると私は思います。
もちろん、どんな人生を歩んだとしても幸せを決めるのは自分自身ですが、安定した暮らしや特定の職を求めるのであれば、中学受験はそれらを叶える可能性を飛躍的に高める「人生の分かれ目」のうち最も早くて大きなものだと個人的には思います。


非常に高飛車で差別的だととらえられる方、気分を害された方もいらっしゃるかと思いますが、とある個人の戯言だと思って勘弁してください。



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ネモリズマブ アトピーのかゆみを軽減する新薬

私は20歳を過ぎたころからアトピ-性皮膚炎の症状が出てきて現在も治療中なのですが、汗をかいた後などかゆくてどうしようもない時がままあり辛いです。

そんなアトピー肌の人にうれしいニュースが今朝届きました。

www.jiji.com


アトピー性皮膚炎による痒みはインターロイキン31(頭文字をとってIL-31とも)という物質が皮膚の細胞や免疫をつかさどる細胞にあるIL-31受容体とくっつくことで起きるということが知られています。

このニュースの中で説明されている「ネモリズマブ」という新しい薬はこのIL-31受容体だけを阻害することでIL-31とIL-31受容体がくっつくことを邪魔し、痒みを抑えるといわれています。

今回の研究では、このネモリズマブの12週間の投与でアトピー性皮膚炎の患者さんが感じる痒みが50~60%軽減されることが明らかになりました。

さらに比較のために偽の薬を飲んだ人たちと比較して副作用も増えないという結果も出ています。

今回は4段階ある臨床治験の2段階目で成功したという報告なので今すぐに薬として販売というわけではありませんが、2019年をめどに開発元の中外製薬は実用化を目指しているようですので、アトピー性皮膚炎に悩まされている一人として非常に期待しています。

最近よく見る「~マブ」とはどういう薬か??

ネモリズマブ、ニボルマブなどの「~マブ」という薬の名前をニュースや新聞で最近よく見かけます。

www.nikkei.com

実は、この「~マブ」という名前の薬は「抗体医薬」といわれる新しい薬のグループの一つに含まれています。
薬の名前を付けるときには同じような性質をもった薬の名前の最後の方は同じ言葉が続くことが多いのです。


この抗体医薬という薬はアスピリンステロイドといった「低分子医薬」とよばれる従来の薬に比べて、病気の原因物質だけを狙えるので副作用が少ないというメリットがあります。
そのため従来副作用が強かった抗がん剤の分野では、副作用の少ない抗体医薬が非常に発達してきています。

また抗体医薬には、効き目が良いという利点もあるので、今後も癌だけでなくより多くの病気で使用されていくことが期待されているまさに最先端の薬なのです。




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食器の洗い方が子供のアレルギーに関係する?!

「一昔前はアレルギーの子供なんていなかった。最近の清潔すぎる環境のせいでこんなに多くの子供がアレルギーになっている」
というような話はどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。

これはアレルギーの衛生仮説というもので、乳幼児期にアレルギーを起こす物質に接触する機会が少ない(=衛生的な状態)と幼児期以降にアレルギーを起こしやすいというものです。

幼いころからアレルゲンによく接触していると、身体の免疫が「ちょうど良い程度の反応」をすることができるようになるため、「行き過ぎた反応」をしてアレルギーを起こさないのです。

では、子供のアレルギーの発症にはどのような生活スタイルが関係しているのでしょうか??

食器の洗い方が関係する?!

2015年にスウェーデンのある研究グループが発表した実験では、昔ながらの食習慣の中で衛生仮説をよく説明するものがないかが調べられました。

この研究グループは7、8歳の1029人の保護者を対象にその子供の持っているアレルギー疾患(皮膚炎、喘息、鼻炎・結膜炎)の有無と、昔ながらの食習慣(発酵食品を食べるか、食材を農場から直接買ってくるか、食器を手洗いするか)をアンケートで調べました。

そしてその結果を解析したところ、なんと食器を手洗いする家庭では食洗器で洗う家庭に比べて43%も子供がアレルギーを持つ確率(オッズ比といいます)が減少していたのです。

さらに、食器の洗い方に加えて、発酵食品を食べる、農場から直接食品を購入するという3つの条件のうち当てはまる条件が多いほどアレルギーを持っている確率は減っていることがわかりました。

手で食器を洗えばアレルギーを防げるのか?

今回の研究の結果を聞くにあたって一番難しいのがこの点です。

実はこの研究では「食器を手洗いする家庭では子供がアレルギーを持っている割合が低い」ということが分かっただけです。

食器を手洗いすることでアレルギーが減るかということを調べるには別の実験をして調べなくてはなりません。

これは専門的には因果関係(原因と結果である)と相関関係(原因と結果ではないが関係はしている)の違いと呼ばれるもので、次のようなケースを考えるとわかりやすいのではないでしょうか。

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AとBという同じ道の向いにたっている二つのレストランがあったとします。
いつもお昼時には、Aにはたくさんのお客さんが店の外に行列を作って待っていて、一方Bにはあまりお客さんが入っておらず店員さんはいつも暇を持てあましています。
また、★5点満点で利用者が評価するレストランの格付けサイトで、Aの評価は★4.5点、Bの評価は★0.5点だそうです。
この情報から、お客さんのたくさん並ぶ店であれば格付けサイトで高評価だという原因と結果の関係があると言えるでしょうか。
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実はこの答えはNOです。

おそらく本当のこととしてあり得るのは、Aは料理がおいしかったりサービスが良かったりする店で、Bはそこまでよくない店だということでしょう。
その結果、Aにはたくさんの人が並び、サイトでいい評価がつく一方、Bにはお客さんは来ず、サイトには悪い評価がついている、というのが一番合理的な説明ではないでしょうか。

また、先ほど「お客さんのたくさん並ぶ店は格付けサイトで高評価だといえるでしょうか」という質問をしましたが、仮にいろんな人に頼み込んで1週間Aには人が並ばずにBには行列ができるような状況を作ったとします。
この状況では「Bがお客さんのたくさん並ぶ店」ということになっています。さて、サイトの★はBがAよりも多くなるでしょうか。

これもおそらく答えはNOです。Aを訪れた人は少人数であってもいい評価を書き込むでしょうし、わざわざおいしくないBに並ばされた人は悪い評判を書き込むでしょう。
その結果として、やはりサイトの評判はAの方がこの1週間の後も高いということになります。

つまり、今回のように単純に2つの指標の多い少ない同士を見ただけではそれらの間の因果関係は説明できないのです。
(しかし相関関係は言えます。自分が知らない2つの店からどちらかおいしいと考えられる店を選ぶときは、行列のできる店の方がサイトの評価の高いおいしい店だろうという判断はおそらく正しいでしょう。)

今回の実験でも、食器を手洗いする家庭では(上の話でいうと行列ができる店では)アレルギーの発症が少ない(★がたくさんついている)ということが分かっただけで、この二つは原因と結果の関係ではありません。
原因と結果の関係を証明するには、Bに並んでもらうよう頼んだように、実際にたくさんの家庭を集めてきて平等になるように条件を割り振った二つのグループを作り、一つのグループでは食器を手洗いする、もう一つのグループでは食洗器で洗うというようなお願いをして子供のアレルギーの発症がどうなるかを調べる必要があるのです。

結論としては、
手で食器を洗ったからといってアレルギーの発症を防げるかどうかは、新しく研究をやってみないとわからない
といったところです。

ちなみにこの実験は因果関係が説明できていないためダメな研究ということは決してなく、皿洗いちう独自の視点からアレルギーの発症に関する相関関係を発見したというだけでも十分価値のあるものだと言えます。

*参考文献
B Hasselmar et al.,(2015) "Allergy in Children in Hand Versus Machine Dishwashing". Pediatrics. 135(3).

2016/3/2 記事を微修正しました。
 

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局所麻酔薬はどうして効くのか

今日、首のリンパ節が腫れていたので耳鼻科に行ってきました。
喉の中を見ましょうと言われて人生で初めての喉頭ファイバーをしてもらったのですが、ゼリーのような麻酔薬をつけてもらっていても左目からは涙が出てくる始末。
インフルエンザの検査の時に鼻に突っ込む綿棒をより太くしてもっと奥まで刺したような感じでした。

麻酔薬がしっかり効いていたようで痛くはありませんでしたが、二度と受けたくない検査でした。

局所麻酔薬はどうやって効くのか


麻酔薬には大きく分けて2種類あります。
一つは今回の検査で使ったような意識を失わない、局所麻酔薬といわれるものです。
一方、手術の時に使われる寝てしまうような麻酔は全身麻酔と言います。
全身麻酔薬が効く理由はまだ十分に解明されていないといわれており、今回のエントリの内容からは外します。


いわゆる痛みという情報は傷や刺激を受けた部分から電気信号として神経を伝わって脳に到達します。
たとえば膝を擦りむいたときに痛いと感じるまでには、

 ①けがをした膝の皮膚に枝を伸ばす神経細胞が傷を受けたこと感知し電気信号を発生させる

 ②電気信号は神経細胞自体を伝わって足から脳に到達する

 ③脳に到達した情報によって私たちは「痛い」と感じる

というプロセスをたどります。


ところで局所麻酔薬は神経細胞の表面にあって細胞にナトリウムイオン(Na+)を入れるNa(ナトリウム)チャネルという酵素の働きを抑える働きがあります。

このNaチャネルは非常に重要なもので、先ほど出てきた①や②の神経細胞の電気信号を発生する時や伝達する時に不可欠な酵素です。

そのため局所麻酔薬を注入された細胞は、電気信号を作ったり伝達したりできず脳に信号が届かなくなります。
その結果私たちは痛みを感じることがなくなるのです。


ちなみにこのような局所麻酔薬として広く使われているのがリドカインという薬物です。

リドカインはその作用が現れるのが非常に速い薬ですので、ファイバー自体に塗り付けて鼻の奥にファイバーを入れてもほとんど痛みを感じることはありません。

先ほどのNaチャネルは神経細胞だけでなく心臓の細胞にもあって、心臓の収縮のペースにも大切なやくっめを果たしていることが知られています。
そのため、不整脈の薬として使用されることもあります。

社会的地位が免疫に与える影響

社会的な問題が人の健康に影響を与えるということは、今ではもう誰もが当然のことととらえています。
とりわけ、社会的な地位の健康や病気への関与が最近の研究でもホットな分野のようです。

社会的な地位はどのように人の健康に影響しているのか。

WHOの『the Solid Facts』(確かな事実) という報告によると、社会的な地位が低かったり経済的に恵まれなかったりすると、病気にかかったり早死にしたりする割合が増えるそうです。

日本人でも「主観的に評価した自分の健康」の指標が教育歴が高い人や経済的に困難でない人では、それぞれのそうではない人と比べて高いことが明らかになっています。

このように、社会的な地位が健康に影響を与えるのは確からしいのですが、どういう生物学的なメカニズムでそのような変化が生じるのかについてはわかっていませんでした。

社会的地位が免疫を変える

f:id:mcharcot:20170228022206j:plain
マカクという種類のサル(ニホンザルもこの仲間)を使った米国デューク大学の研究から、社会的地位の高さ(群の中でのポジション)が健康に与える影響の要因の一つとして、身体の免疫の性質自体が地位によって変わっているということが明らかになりました。

この研究ではサルを使うことで、医療へのアクセスや、お酒・タバコといった身体に悪いとされるものによるリスクの影響を除くことに成功しています。

研究によると群れの中で地位の高いサルと低いサルでは免疫にかかわる細胞の種類に変化があるそうです。
地位の高いサルはナチュラルキラー細胞や細胞傷害性T細胞といった細胞の割合が免疫細胞全体の中でも多くなります。
ナチュラルキラー細胞や細胞傷害性T細胞はウイルスに感染した細胞やがん細胞を攻撃する働きを持つ細胞ですので、こういった働きが強くなることで健康を保っているのでしょうか。

さらに細胞の種類だけでなく、生じている免疫反応自体も社会的地位の高さによって変化しているようです。
細菌の細胞壁に含まれる毒素であるリポ多糖は免疫細胞を活性化させることが知られていますが、リポ多糖で刺激されたときに地位の低いサルではMYD88という分子を通じて炎症を生じさせるような経路の免疫が活性化しました。
一方で、地位の高いサルではTRIFという分子によるウイルスを排除するような経路が活性化し、MYD88の経路に関係する分子は減少していました。

まとめ

以上に見てきたように、社会的な地位によって免疫の性質が変わって健康が左右されているようです。
他にも、地位によって受けるストレスが違うことで、ホルモンを介して健康に影響を与えているといった説もあるようです。
いずれにしても非常に興味深い話だと思いました。


参考
金貞任(2010)「社会的地位と健康状態」『GEMC journal』3, p.34-49.
Noaah Snyder-Mackler et al., (2016) "Social status alters immune regulation and response to infection in macaques" Science. 354, p.1041-1045.

映画『LA LA LAND』(ララランド) 感想&評価 ~気鋭の若手の野心作~

ついに日本公開となった『LA LA LAND』(ラ・ラ・ランド)観てきました!

アカデミー賞では13部門14ノミネートを果たし2016年最高傑作といわれる本作。
アメリカの映画評価サイトRotten Tomatoでは84%(2017年2月26日現在)という高評価を受けています。

あらすじ

女優を夢見る勝気なミア(エマ・ストーン)は何度オーディションを受けても不合格。そんなある日、偶然入ったバーでミアはピアニストの演奏に心を奪われる。彼の名はセブ(ライアン・ゴズリング)。自分の店を持つことを願う自信家のジャズピアニストだった。後日パーティ会場で再開した二人は、お互いの夢と才能に惹かれ合い恋に落ちる。時にはすれ違いながらも支え合う二人の夢は叶うのか……。

感想(ネタバレなし)

抜群のビジュアルセンス

曲が素晴らしいのはもちろんのこと、50年代ハリウッドミュージカルを彷彿とさせるテクニカラーの衣装、ライティング、そして最大10分弱の一本撮りといった演出は見事です。

とりわけ印象的だったのはメインビジュアルにも使われている、LAの街を見渡す夕暮れの公園で二人が躍るシーン。
"You're not the type for me(君は僕のタイプじゃない)"
"I'm frankly feeling nothing(あなたには何も感じない)"
"What a waste of a lovely night(こんな素敵な夜が全くの無駄だ)"
と言いながら恋に落ちていく二人。黄昏時の青紫の空に映える黄色のドレスに白いシャツ。

まさに二人のためだけの景色と、ここでかかる曲『A Lovely Night』が恋の始まりを盛り上げます。
ちょうど『タイタニック』でジャックとローズが船の先端で十字のポーズを取るあのシーンのように、名シーンを作ろうという野心が見えた気がしました。 

それからプラネタリウムで二人が宙に浮かんでいくシーン。
二人だけの幻想的な世界に没入していく恋人たちをここまでうまく描く情景があったのかと感動しました。

一方、脚本は…

古き良きハリウッドへのオマージュとしての「ボーイ・ミーツ・ガール」でありながら、夢を追う二人の自信と不安、そして一度きりの恋といったアレンジのきいた面白いプロットでした。しかしながら多くは語られず、すぐに時間が移ろっていくため「もう少し、この感情を味わっていたかったのに」とおいて行かれた場面がいくつかありました。

最後の場面も、あれが酸いも甘いも噛み分けたオトナの味というものなのでしょうか。私にはわかりませんが……

総括

監督は『セッション』で注目を浴びた32歳の鬼才デミアン・チャゼル。
まさに気鋭の若手であり、そして同時に夢追い人の一人である彼の野心が詰まった一作だと思いました。

まだの方もぜひ映画館でご覧ください!



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